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ちょっと思ったのですが、熊より大きな動物はいないので、天敵といえば人間だけでしょうか?
活動場所 :宮城県
活動場所 :岡山県
熊の天敵は熊自信と言われています。
他の動物に捕食されることはありません。
メスの熊は子育て中とても凶暴になります。
巣穴や子熊に近づくあらゆる生物に対して、身を挺して子熊を守ろうとし、攻撃的になります。
ヒグマはとくに共食いをすることも知られており、成獣のヒグマが幼獣のヒグマを襲って捕食してしまうことが知られています。
栃木県の足尾山地で長年ツキノワグマの観察をしている方のテレビ番組がありましたが、その中では2年連続で子熊が雄グマに殺されていました。それなのでやはりwindyさんの仰るようにクマの天敵はクマと言えると思います。
なぜこんなことになるかというと子熊を殺すとは母グマに発情が来て雄グマは自分の遺伝子を残せるからで、ライオンなどいくつかの動物で見られるようです。
windy172002さん、TY13 山野さん、ありがとうございます。
いくら自分の遺伝子を残したいからといって、同じ種族なのに殺してしまうんですね。。怖いものです。母熊が凶暴になるのもうなずけます。
忠男さん、こんにちは。少し補足させていただきます。
ツキノワグマの共食いと考えられる記録が北アルプスでも記録されています。しかしそこでは単なる共食いなのか、オスの成獣による仔殺しのような子孫を残すことをめぐるものなのかはわかっていません。
クマはそれぞれの個性が強く、行動もかなり異なるので一概には言えませんが、積極的な捕食者(天敵)が居ないことら、こうした共食いにより互いに個体数が調整されているとする研究者もいます。
自然界ではありませんが、熊本県の阿蘇で飼育されていたクマが檻の中で観光客からもらったエサを争っているうちに一頭が他のクマの下敷きになり、その後共食いされたという平成26年の記録がありました。しかしこれは日本のツキノワグマ ではなく、近縁のヒマヤラツキノワグマでした。
また動物写真家の宮崎学氏は、ツキノワグマ は積極的に共食いをしているらしい、との考えを持っています。長い経験の中でクマの死骸を見たことが無いこと、また猟師が運びきれずに置いていった大きなクマが翌日にはちょうど脂ののった上手いところを中心にきれいに食べられていて、他のクマの仕業と考えられることなどからです。
クマが植物食を主にしていながら、死骸でも動物質を食べる機会があれば必ず利用するほど肉の好きな動物なのは知られているので、仔殺し以外にも共食いをする可能性もその鋭い爪や強い力からすれば、推測ですが、あり得るでしょう。
そうなるとやはり人間以外のクマの天敵はクマ自身ということにもなります。
https://www.env.go.jp/nature/nats/report/nasu/nasu04.pdf
(P83、環境省)
http://tukinowaguma.net/archives/298
(ツキノワグマ事件簿、宮崎学氏)
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