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不明・その他
山と農地の間にイノシシや鹿などの野生動物の緩衝地帯はなぜ必要なのですか?

運営FAQ 活動場所:東京都
基礎的なことはなかなか質問しにくいと思いますので、運営がよくある質問をFAQ形式で提供します。もちろん、運営以外の方の回答も…もっと読む
投稿日:2019 10/15 , 閲覧 937

イノシシや鹿などの獣害対策では、山と農地の間に緩衝地帯が必要ということを聞きました。なぜ重要なのでしょうか?

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回答 1

鳥獣害Q&A運営 活動場所:京都府
鳥獣害Q&A…もっと読む
投稿日:2019 10/15

山と農地の間に緩衝地帯を設けることで、野生動物が農地に近づきにくくなるためです。緩衝地帯では、林縁部の藪などを切り払い、見通しや人の出入りを良くます。

耕作放棄地や里山林を緩衝地帯にするのに、下草刈り等を継続して管理するのが難しい場合は、牛や山羊などの放牧地を設けて緩衝地帯にできます。

その際には地形が入り組んでいる場所よりも、直線的で単調な山裾の方が被害防止に有効で、隣接する山林の一部を含んだ放牧地にするとより効果的です。

放牧経験のない家畜には急なストレスを与えないように、経験のある家畜とともに2頭以上で放牧することが理想的です。

放牧する家畜は、まず畜舎の外につないで雨風に慣らし、餌も濃厚飼料を徐々に減らして青草を増やすなど、放牧前に放牧地や他の人に馴れる期間を設けます。

放牧地は家畜が逃げないように牧柵か電気柵で囲みますが、より広い面積を囲う方が緩衝地帯としての効果が高く、放牧できる家畜の数も多くなります。

春から秋にかけて同じ場所に牛を放牧する場合は約1haで1頭の割合が目安です。1ヶ所の面積がこれより小さい場合は複数ヶ所を設けて、1〜2ヶ月ごとに場所を移動させながら行うこともできます。


参考

鳥獣被害防止対策マニュアル、p97〜100、農林水産省

http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/h_manual/h19_03/pdf/3-2.pdf

バッファーゾーンの設置による獣害対策例、環境省自然環境局生物多様性センター

https://www.biodic.go.jp/cbd/2006/pdf/1102_2_6.pdf

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運営FAQ 活動場所:東京都
投稿日:2019 10/15

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