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国産ジビエ認証制度という制度が新たに作られましたが、どのような背景から作られたのでしょうか?
国産ジビエ認証制度とは、厚生労働省が定めたガイドライン(野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針)に沿って、適切な処理を行っている施設を認証する制度です。
この制度の目的は、安全なジビエの提供とジビエに対する不安を取り除くことです。認証されると、「国産ジビエ認証マーク」を処理したジビエ製品に付けて出荷することが可能になります。国産ジビエ認証制度は全国統一の制度ですが、地方自治体によっては独自の認証制度があります。
急激に増加したシカやイノシシの生息数を減らすため、国を挙げてハンターの育成やシカやイノシシの駆除の報奨金制度などが行われています。
ただ、捕獲されたシカやイノシシのほとんどはジビエとして利用されることはなく、廃棄処分されています。ジビエの利活用の拡大も課題となっているのです。
統一したガイドラインを定めることで、外食事業者や消費者が安心して購入できるようにし、利用を拡大させる狙いがあります。
参考
日本ジビエ振興協会 資料
http://www.gibier.or.jp/wp-content/themes/gibier.or.jp/images/contents/handbook/handbook02.pdf
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