同じことで困っている人はたくさんおられます。質問するだけでも貢献に繋がります。
鹿は東北の寒い地域や、豪雪地帯でも生息できるのでしょうか?
この寒い冬の間はどうやって生きているのかも気になります。
東北では松島にはたくさんいるようで、太平洋側はもっと北部までいると思いますが日本海側の雪の多い所ではいないでしょう、シカは足が細く雪の中に入ってしまうと動けなくなって餌が探せなくなって餓死してしまうのです。寒さは北海道にもいるので東北なら大丈夫と思います。
どのくらいの雪まで生息出来るのかは分かりませんが、腹が雪に着いてしまうと動けなくなってしまうと思います。関東でも日光の戦場ヶ原で、もうずいぶん昔でシカが少ない頃の事でしたが大雪の年にシカが飢え死にしてしまいそうだと云う事でヘリコプターで干し草を投下した事もありました。
同じようにイノシシも多雪地域では生息出来ないと云われているんですが、近年は北へ北へと生息域を広げているようなので、シカも同じような事がおきているかも知れません
詳しく知りたければ各県の鳥獣害担当の部署に聞いて見れば最新の情報が得られると思います。
TY13 山野さま、ご丁寧にありがとうございます。
宮城の田舎におりますが、近所で鹿の被害を聞いたことがなかったのでいないのかなと思っておりました。
埋もれて動けなくなってしまうというのは想像しただけでちょっと可哀想です。。><
県の鳥獣害部署はそんなことも教えてくれるのですね。覚えておきます。
桜花さん、こんにちは。
東北地方は一部を除いて長いあいだ、ニホンジカの生息空白地域となっていました。しかし岩手と宮城では平成12年以降に分布が拡大し続け、福島でも広がっています。さらに平成21年に山形と秋田で確認され、青森でも平成27年頃から目撃される頻度が多くなっています。
かつては豪雪がシカの生息を妨げていたと考えられていましたが、江戸時代の初期には東北の各地の大名がシカの捕獲を領民らに指示した記録があり、捕獲数も数千頭単位になっていたことが記録に残されているそうです。雪が多くともシカが生き延びられたことを示しています。広域移動のできるシカは地形によっては積雪の少ない場所にも移動していたのでしょう。
さらにはシカは明治以降の広範で規模の多い狩猟により東北の多くの地域でも姿を消したものとも考えられています。明治政府も肉食を推奨したこともありました。
私が長野県の中部に住んでいた頃に、シカの多い車山高原周辺の山ではシカは冬季にも枯れないササを多く食べていました。しかしそれも無くなると樹木の樹皮や枝先も食べていました。豪雪地帯ではないものの、場所によっては雪も多くありました。しかし昭和59年の豪雪では、シカの大量死も起きて、春にシカの死骸をよく見た記憶があります。
それでもこうした大雪の年を乗り越えて生き延びたり、他の地域から移動して来たりして昔は生息し続けていたのでしょう。
困ったことがあれば、気軽に聞いてみましょう。似た質問がすでにあっても遠慮はいりません。状況は1人1人違います。また最新の情報が出てくるかもしれません。