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ハクビシンの侵入防止対策を行いましたがあまり良い結果が出ていません。仕方なく捕獲したいのですが、どのような方法で行えば良いでしょうか?
また、注意点があれば教えてください。
農業被害でハクビシンを捕獲するには、市町村に有害駆除申請を行い許可を得ます。設置場所によっては免許が不要な場合があります。
捕獲には箱わなが適しています。ハクビシンは体が小さく軽いため、幅40cm×高さ40cm×長さ90cmほどのものが使いやすく、またドラム型も動物の爪や歯で破損しにくく適しています。
設置する前に、畑への侵入経路を足跡や糞、獣道などで確認し、移動経路になる河川や水路、側溝などを設置ポイントにします。
エサは、大好物である甘みのある果実を使います。すでに食害がある場合は黒くなったバナナなど、臭いのより強いものを入れます。
設置後数日しても被害が続き、捕獲できない場合はエサを替えてみます。この時に栽培している果物を使うと、他の個体をも畑に誘引してしまい、逆効果になります。
わなは毎日見回ります。ハクビシンを捕獲できても、被害を出している個体がそれだけと限らないので、さらに数日間は継続して様子をみます。
捕獲したハクビシンは炭酸ガスなどを使って捕殺します。その後は焼却処分を行うか、やむを得ない場合は地中深く埋葬します。各自治体で方法を定めていることが多く、わなの設置前に確認が必要です。
参考
箱わなとその免許のまとめ、p30〜36、野生鳥獣被害防止マニュアル(ハクビシン)、農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/h_manual/h20_03b/pdf/data0.pdf
野生鳥獣防止マニュアル、イチゴをハクビシンから守るために、p14〜18、栃木県
http://www.pref.tochigi.lg.jp/g04/documents/tochigi_hakubishin_manyuaru_190604.pdf
ハクビシン用の箱わなを貸出します、岩手県奥州市
https://www.city.oshu.iwate.jp/soshiki/49/2972.html
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