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ハクビシンの被害に悩んでいます。ただ、ハクビシンを殺したり、傷つけることなく対策を行いたいと思っています。何か良い方法はあるでしょうか?
防護柵が最も有効です。ただし、ハクビシンは細い針金でも上手に登れるので、ネズミ返しなどの工夫が必要です。
電気柵は動物を傷つけてしまうのではないか?と思われるかもしれませんが、大丈夫です。
電気ショックの痛さでびっくりする程度で、傷つけるほどの威力はありません。
動物を傷つけるほどの電圧だと、人間が誤って触ってしまったときに大事故になってしまうからです。
一般的に、ハクビシンはニオイに敏感で、ニンニクや石油系のニオイが嫌いだそうです。
イノシシやイタチ用の忌避剤でも効果あるという報告もあります。
他にも、コショウを振りかけてトウモロコシの食害を防げたという報告もあります。
これは、ハクビシンはニオイを嗅いで食物を食べる修正を利用した方法のようです。
あと3~4日で収穫できる頃に茶色い絹毛にコショウをふりかけることで食害を防げたそうです。
また、草刈りを広範囲に行い、隠れるところを無くすと寄りにくくなります。
また、地面に放棄した作物等の撤去も友好的です。放棄した作物が腐るときのニオイはかなり広範囲にまで広がります。
ニオイの敏感なハクビシンはこのニオイで寄ってくることも頻繁にあります。
匂いを使う対策は、ハクビシンが慣れてしまう可能性もあるので注意してください。
参考
別冊現代農業 2018年7月号「農家が教える鳥獣害対策」
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