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農作物を食べる害獣の種類はどうやったら見分けられますか?見分け方を教えてください。
動物が残した「痕跡」をよく見ると判別することができます。
主な痕跡には、足跡、糞、食痕、泥こすりの跡などがあります。
例えば、足跡が蹄の場合、イノシシか鹿のどちらかにしぼられます。
イノシシの場合は、4本指の足跡が残りやすいのが特徴です。前指2本の後ろに後ろ指2本の跡が並びます。
鹿の残す足跡は2本指。畑のような柔らかい地面でも後ろ指の跡は残りません。
足跡が手形の場合は、アナグマ、ハクビシン、アライグマ、タヌキ、サルが考えられます。
サルは人の手形に近く、肉球と爪の跡がないため判別が容易です。
アナグマ、ハクビシン、アライグマ、タヌキの場合、肉球と爪の跡で共通しています。
・タヌキ:4本指、犬の足跡に似ている
・アライグマ:5本指、人の手形に似ている
・ハクビシン:5本指で指先が短い
・アナグマ:5本指、やや横に広がった足跡で爪跡が長い
という特徴があります。
畑などでは足跡がきれいに残らないことも多く、判別は素人には困難です。
その場合は、食べ跡、糞などで判断することも可能です。
また、痕跡で判断がしにくい場合は、トレイルカメラを設置するのも1つの方法です。
最近では1万円程度で夜間の動物に反応して動画を撮影するトレイルカメラが販売されています。
詳しくは以下の参考文献にイラスト付きで紹介されているので参考にしてください。
・参考
環境省「野生鳥獣被害防止マニュアル」
http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/h_manual/h26_03/pdf/data0_6.pdf
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