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ジビエカーというものがあるようですが、どのような目的から作られたものなのでしょうか?
ジビエカーとは、鳥獣被害の改善と共に消費者に対して安心・安全なジビエを届けることを目的に開発された車のことです。
「日本ジビエ復興協会」と「長野トヨタ自動車株式会社」の共同開発となっており、2016年に完成しました。初めて導入されたのは2017年に高知県です。
その最大の特徴は、車内で一次処理(洗浄・はく皮・内臓摘出)を衛生状態が万全の状態で行えることです。捕獲してすぐに処理することができますので、時間による劣化などを防ぐ効果があります。無駄な手間がいらないので運搬作業もスムーズに行えます。捕獲した近辺に処理加工施設がない地域に役立ちますし、これまで廃棄されていたイノシシやシカなどの利活用率の向上に期待ができるのです。
ジビエカーの導入が徐々に増え始めた2018年には、小型保冷付ジビエ搬送専用車「ジビエジュニア」も開発されました。これによって、2tトラックでは入ることのできなかった山道や林道にも入れるようになったのです。そうすることで、ジビエジュニアで捕獲場所まで行き、ジビエカーに獲物を乗せ換えて一次処理を行いながら二次処理施設まで送ることが可能になりました。
参考文献
ジビエカー(移動式解体処理車)のご紹介
http://www.gibier.or.jp/gibiercar/
日本ジビエ振興協会 資料より
http://www.gibier.or.jp/wp-content/themes/gibier.or.jp/images/contents/handbook/handbook03.pdf
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