イノシシの警戒心が強くなるとなかなか罠にかからなくなります。ICT技術でこの課題を乗り越えた事例があれば教えてください。
このページは検索結果からの訪問時に高速表示するためにGoogleが一時的に保存しているページです。投稿やいいね!などの機能が制限されています。最新の情報や、ログイン状態で回答やコメント投稿、いいね!の機能をお使いになるには、こちら
イノシシ
警戒心の強くなったイノシシの対策でICT技術の導入により成功した事例はありますか?
回答 1
活動場所:京都府
鳥獣害Q&A…もっと読む
投稿日:2020 1/5
愛媛県西予市のミカンなど柑橘類の農地では急傾斜や段差が多く、増えるイノシシ被害に対して防護柵では効果が現れず、大型の捕獲檻を導入しても、警戒心が強くなり捕獲が困難になりました。
そのため、市では地元企業と提携してICT技術による捕獲装置を開発し、イノシシを群れごと捕獲することで農作物被害を軽減できました。
当初は赤外線センサーの自動トリガーで作動させていましたが、多くの捕りこぼしをライブカメラで発見したため、群れごと捕獲することの重要性が認識されました。また自動トリガーではワナの作動のタイミングに確実性が欠けることもあり、ICT技術の導入につながりました。
ICT装置はハンティングマスターという名称で商品化されています。これはライブカメラの画像情報と、スマホやパソコンでの遠隔操作により最適なタイミングで捕獲します。
捕獲には大型檻5基とICT装置2基使用され、各ワナに管理責任者として免許所持者を配置し、ICT装置も檻の間で効率良く使用されました。
イノシシの画像情報は農家の被害対策への見識を高め、ワナを自ら改良したり、狩猟免許を取得する若者も増え、自主的な活動も行われて人材育成につながりました。
参考
ICT捕獲罠による被害防止対策の効率化、平成30年:農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/hyousyou_zirei/index-213.pdf
このFAQにコメントがあればお願いします。