山に罠を仕掛けたいのですが、自宅から遠い場所の罠や、罠の数が多いと見回りも大変です。遠隔で監視できるシステムはどのくらい実用化が進んでいるのでしょうか?
このページは検索結果からの訪問時に高速表示するためにGoogleが一時的に保存しているページです。投稿やいいね!などの機能が制限されています。最新の情報や、ログイン状態で回答やコメント投稿、いいね!の機能をお使いになるには、こちら
イノシシ
山間部でも箱ワナを仕掛けたいのですが、見回りが大変です。遠隔で監視できるシステムはありますか?
回答 1
活動場所:京都府
鳥獣害Q&A…もっと読む
投稿日:2019 11/26
山間部などの携帯圏外でも、山頂などにソーラー発電で運行可能な中継機を用いることで、通信距離が見通しで最大で約200kmあり、見通しのない山間部でも数km〜数10kmの通信距離があるシステムが開発されています(オリワナシステムの無線技術による独⾃規格「LP-WAVE」)。
これはシカやイノシシなどの野生動物を捕獲する箱わな、くくりわな、大型の囲いわなの監視とモニターを遠い山間部でも可能しました。携帯圏内の中継機からの電波は親機へ通信し、そのデータはクラウド上で誰とでも共有可能で、捕獲者から行政担当者、ジビエの加工業者まで一貫した情報が同時に共有されます。
システムの電波出力も250mW(920MHz)と、野生動物向けに使用されている特定小電力無線より遠方まで電波が届き、双方向の通信が可能です。
福島県石川郡の5市町村での運用例では、親機をJA施設1ヶ所に置き、山頂6ヶ所に中継機を設置して広域をカバーして通信インフラが構築されて獣害対策に取り組んでいます。
また当Q&Aサイトのエキスパートユーザー「くまもと☆農家ハンター」さんも平成30年に導入して、地形の険しい山間部でのイノシシ捕獲に活かしています。
個人ではこのようなシステムの導入は難しいですが、集落や組織単位で導入して効果が上がることが期待されています。
参考
オリワナシステム:株式会社フォレストシー
https://satoyama-connect.jp/oriwana/
「くまもと☆農家ハンター」のICT技術でオリワナシステムを導入:熊本県宇城市
https://www.city.uki.kumamoto.jp/q/aview/1/13012.html
「くまもと☆農家ハンター」ブログ:くまもと☆農家ハンター
このFAQにコメントがあればお願いします。