人馴れした猿が集落に増えており、困っています。もうこうなってしまったら猿がいなくなることはないのでしょうか?
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サル
人馴れしたサルが人里で増えすぎて困っています。対策はありますか?
回答 1
活動場所:京都府
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投稿日:2019 11/24
サルは群れ単位で行動するため、人馴れが進み、追い払い等でも効果のない群れは全頭捕獲することになります。
その際には、専門家の指導により、テレメトリー手法などで群れの遊動域を把握し、生息数を調査して全体が見えるようにします。
青森県深浦町では、農作物と家屋侵入などの被害が急増し、サル対策が急務になりました。生息数調査の結果、平成24年には27群864頭だったものが、平成27年には32群1030頭に増え、その内の2群62頭は人里に居ついてしまい、被害を大きくしていました。
そのため緊急捕獲支援事業として、全体の生息数を半減させ、人馴れした2群は全頭捕獲することとしました。
この2群は特に詳細に調査し、サルがよく使う場所を特定して地図に落とし、箱ワナを37基設置して捕獲を進めたところ、1つの群れに合流して全体で10頭に減少しました。
その後は、通常の箱わなでの捕獲が難しく、ICT活用の檻を、エサの不足する冬季に設置して、すべての個体を捕獲し、農作物の被害も激減しました。
こうした調査データに基づいた対策は重要で、その後は近隣の群れが移動して来ないよう継続して調査を実施し、引き続き対策を行うとしています。
参考
青森県深浦町沢辺地区におけるニホンザル加害群の全頭捕獲の取組:農林水産省
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