このページは検索結果からの訪問時に高速表示するためにGoogleが一時的に保存しているページです。投稿やいいね!などの機能が制限されています。最新の情報や、ログイン状態で回答やコメント投稿、いいね!の機能をお使いになるには、こちら

クマ
ヒグマ・ツキノワグマの生息域は拡大していますか?

運営FAQ 活動場所:東京都
基礎的なことはなかなか質問しにくいと思いますので、運営がよくある質問をFAQ形式で提供します。もちろん、運営以外の方の回答も…もっと読む
投稿日: 2019 9/2 , 閲覧 531

クマが住宅街に現れたり、山で襲われる事件が大きく報道されることがあります。

イノシシや鹿のように、クマの生息域も拡大しているのでしょうか?

回答 1

鳥獣害Q&A運営 活動場所:京都府
鳥獣害Q&A…もっと読む
投稿日:2019 9/2

環境省が2003年に実施した「第2回自然環境保全基礎調査」と、日本クマネットワークが2014年に実施した分布調査を比較してみると、ヒグマ・ツキノワグマとも全国のほぼすべての地域で拡大が認められています。山地や森林地帯だけでなく、市街地や農耕地のすぐ近くまで分布域が迫ってきています。

2004年以降に熊の生息域として拡大していったのは、東北・関西・中国地方に集中していきました。北海道は元から生息域が広かったことからそこまで増えていません。その逆に青森県は生息域が倍ほど拡大しており、寒い地域は熊にとって生活しやすいということが分かります。関西や中国地方など暖かい地域にも拡大していましたが、最近では逆に絶滅の危機に瀕している地域も増えてきました。

例えばツキノワグマは本州、四国など分布していますが、西日本では生息地が分断されています。九州ではすでに絶滅されたと認定されました。それだけでなく、環境省のレッドデータブックでは、下北半島、紀伊半島、東中国山地、西中国山地、四国の熊は絶滅の恐れのある地域個体群として指定されています。以上のように、拡大している地域もあれば絶滅の危機に陥っている地域もあります。


参考文献

クマ類の保護及び管理に関する現状

https://www.env.go.jp/nature/choju/conf/conf_wp/conf04-04/mat01.pdf

運営FAQ 活動場所:東京都
投稿日:2019 9/2

このFAQにコメントがあればお願いします。