同じことで困っている人はたくさんおられます。質問するだけでも貢献に繋がります。
豚はイノシシを家畜化して品種改良したもののようですが、イノシシと豚を交配させたイノブタがいます。
イノブタは野生化していないのでしょうか?
養豚場から逃げ出し、そこでまた混血してしまうようなことは起こっていないのでしょうか?
活動場所 :岡山県
ねうさん 初めまして。イノシシには全く困ったものです。自宅庭や畑にも頻繁に現れます。
根拠はありませんし、専門知識もないのですが、個人的にはイノシシとイノブタの境界がなくなっていると思います。
①30数年前に、人里離れた山でのトレッキング中、林道でイノシシが餌をあさって掘り起こした跡が多いのを目にし、地元の人に聞いたところ、「以前はめったにいなかったけど、ハンターが獲物が少ないのでイノブタを野に放したんだよ。」と話してくれました。当時、ブラックバスをダム湖や溜め池に放流する者が多かったし、狩猟対象のキジや山鳥も猟友会で養殖して山に放鳥していたので、イノシシだってあり得るな程度に聞き流していました。また、当時、県内でイノブタ料理を売り物にするところもありましたし…。
②数年前の早朝、裏の畑で150kgもあろうかと思われるメス親とうりぼう8匹の子連れと遭遇してしまいました。それまで見たこともないほど大きなイノシシでした。いわゆる繁殖豚の大きさでした。妻も昨年、同じ場所で遭遇したようです。豚はイノシシに比べて1度に生まれる子供は多いのでやはりイノブタかなと思いました。
③最近でも、日中にヤブに近づくと藪の中から「ブーッ」と低音で威嚇する声を聞くことが何度かあります。
④数年前、長野県の高齢ハンターと会話した際に、「豚が食いたくなったので、群馬まで猟に来た」と話したのでイノシシを豚と呼んでいることがわかりました。
⑤ 愛知県の豚コレラが野生イノシシに伝染し、県境を越えて感染イノシシが発見されたため、隣県では昨シーズンのイノシシ猟が禁止されたと報道されていました。
とりとめのない話しですが、イノブタを野に放した本人から直接聞いた訳でもなく、また、定説として聞知したことでもないので、あくまでも私個人の認識として受け取ってください。イノシシ研究者や専門家の方のご意見を拝聴したいと考えます。
Nyaoさん、詳しくありがとうございます。
> ハンターが獲物が少ないのでイノブタを野に放したんだよ。
確かに昔はイノシシがあまりおらず、イノシシを探していたような状況だったそうなので、飼育されていたものを逃したというのはあるかもしれません。
藪の中から「ブーッ」っと聞こえるのは初めて聞きました。
これからも色々と教えていただくことがあると思いますがその際は何卒よろしくお願いいたします。
こちらにある840mほどの山でも、そこに住む知人から、もう何年も前の話ですが聞いています。
確か・・・肉用に飼育されていたのが逃げ出し、野生化したものと聞いた様に思いますね。
もうすっかりと野生化し、イノシシとの交配も進んでるけど、豚の血を受け継いでるため、子供を沢山産むし、白いのも居るそうですよ。実際に本人が出会ったそうです。
テン&シマさん、お返事が遅れました。
イノブタでも野生で生きていけるのには驚きました。イノブタの方が運動能力が低いのではと考えましたが、他に天敵もいないので大丈夫なんでしょうか。
たくさん子供を産むなんて、イノシシよりも厄介になってしまっています・・・ イノブタについてはほとんど知らなかったので驚きました。あまり知られていないうちに深刻な問題になっていそうで不安です。これからも色々と教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ねうさん、こんにちは。だいぶ前のご質問に失礼します。
福島県の浜通りの阿武隈山中に住んでいた頃に、畑で時々大きなイノシシを見たり、時々野菜の被害にあったりしていたのですが、原発事故後には避難区域で放置された養豚場からブタが逃げ出し、それまでいなかったイノブタが避難区域で多く見つかり野生化しているのを知人から数年前に聞きました。
人々が避難していなくなった富岡町や楢葉町では何百頭にもなっていて、元農地や住宅地の家庭菜園だったところで多数見かけたそうです。
イノブタは繁殖力がとても強く、繁殖期も一年中あり、一般的にはイノシシの5倍も繁殖して増えやすいとも言われ、兵庫県の淡路島では獲っても獲っても減る様子が全く見られないという記事がありした。
私が住んでいたところはすでに避難が解除されていますが、そうでないところは人々の帰還も少なく、イノシシやイノブタ対策も進まずに増え続けていて帰還の障害にもなっているという記事を見ました。
子供の頃に実家で養豚をしていたので、ブタの食欲の旺盛なのはよく知っています。イノブタも同様かそれ以上かもしれませんし、イノシシ同様の農作物被害を出しているでしょう。イノブタを直接は見たことがありませんが、イノシシとの交配の程度によっては見分けがつかないかもしれません。野生化したイノブタが広がって行くとするとイノシシ同様の脅威になる可能性がありそうです。
困ったことがあれば、気軽に聞いてみましょう。似た質問がすでにあっても遠慮はいりません。状況は1人1人違います。また最新の情報が出てくるかもしれません。