同じことで困っている人はたくさんおられます。質問するだけでも貢献に繋がります。
先日、海から上がってきたイノシシに男性が襲われた事件がありましたが、イノシシって泳ぐんですか?
海水浴でもしていたんでしょうか?こんな寒い時期に、、それとも移動中だったんでしょうか?
活動場所 :岡山県
生きるために泳いで移動していたのです。シカも泳いで渡ることがあります。野生生物にとって大切なことは、食べること、そして繁殖することが重要です。生きるための移動です。
901潜さん
ありがとうございます。さすがに海水浴はありませんよね。
メロンパンさん、こんにちは。瀬戸内海の島々をイノシシが渡っていった生息調査がありましたので紹介します。
愛媛県松山市北部の津和地島,怒和島,中島,二神島,睦月島,野忽那島,興居島,釣島、安居島の9つの島々では平成11年頃よりイノシシが海を渡って拡大し、それに伴って農業被害が増えました。いずれの島でも元来イノシシは生息しておらず、また人により持ち込まれた記録もありません。
平成14年には広島県の鹿島沖で愛媛県側の津和地島方向へ2頭のイノシシが泳いで行くのを海上保安庁職員が見つけています。
平成17年には睦月島に上陸する2頭イノシシが目撃され、平成19年には二神島で海岸を泳ぎ上がるところが目撃され、その後も継続して海岸でイノシシが目撃されてました。
平成21年には野忽那島で睦月島から泳いでくる3頭のイノシシが目撃され、平成22年に二神島の路上で 3~4 頭の子連れの集団が目撃されました。
平成23年に睦月島全島でイノシシによる掘り起こし跡が見られ、深刻な食害被害が発生し、二神島と野忽那島サツマイモと柑橘類の被害が発生しました。
平成24年に二神島と野忽那島に被害が深刻化し、野忽那島では海岸に上がる死骸も複数発見されました。
いずれも島内のイノシシが増えて過密になり、農業被害も大きくなるにつれ、近隣の島へ泳いで渡ったものと思われます。
困ったことがあれば、気軽に聞いてみましょう。似た質問がすでにあっても遠慮はいりません。状況は1人1人違います。また最新の情報が出てくるかもしれません。