同じことで困っている人はたくさんおられます。質問するだけでも貢献に繋がります。
2歳になる娘がいます。私が住んでいる地域はアライグマが生息しており、近所の公園や道端などで目撃されています。調べたところ、アライグマには”アライグマ回虫”という寄生虫がおり、人間の体内に入ると重篤な神経障害を引き起こすそうです。公園の砂場にアライグマがフンをして、娘に感染したらと思うととても怖いです。日本での症例報告はないそうで、日本のアライグマには回虫はいないとのことなのですが、大丈夫でしょうか...?
活動場所 :岡山県
娘さんのことを心配するお気持ち、とてもよくわかります。不安を煽るようで申し訳ないですが、日本のアライグマには回虫がいないとは断言できません。回虫のいるアライグマが発見されておらず、回虫症の報告がないというだけです。
もちろん、報告がないということは、日本では感染する可能性が非常に低いと言えます。
しかし、豚コレラ然り、いつ感染が始まって広まるかは分からないものです。常日頃から、帰宅したら必ず手を洗うようにすることが重要です。特に、公園などで娘さんが遊ぶときはアライグマには接触しない、糞などをみつけたら近づかないなど、気を付けた方が良いかもしれません。
<参考情報>★一般社団法人海外邦人医療基金 「動物からうつる病気7 アライグマ /感染症」https://jomf.or.jp/include/disp_text.html?type=n100&file=2000060105★国立感染症研究所「アライグマ回虫による幼虫移行症とは」https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/316-baylisascaris.html
Fugoさん、ご回答ありがとうございます。返事が遅くなり申し訳ございません。
手洗いうがいは本当に大事なんだなと思います。小さい子供にとってはとくに。。
アライグマは人を見るとすぐに逃げて行くので接触の可能性はほとんどないのですが、砂場で糞が埋まっていたりバラバラになって砂と混ざってしまっていると厄介だなと思いました。。砂遊びは公園ではなくお家でやるのが安全かもしれないですね><
ponさん、こんにちは
野生アライグマにはその回虫が発見されていないものの、過去に動物園の飼育個体で見つかったという文献がありました。またサルモネラ菌をはじめとして人獣共通感染症の病原体を比較的高い確率で持っていることが明らかになっています。
水辺を通路に利用することが多いことから、昔から日本にあるツツガムシ病も媒介します。他にはイエネズミの80%が保持しているレプトスピラ病を汚染された水からアライグマが媒介することも知られています。
アライグマがどれほどの病原体を持つものなのか、詳しい研究もほとんどなされていないため分からない部分が多くあります。
また気性が激しく、外見がかわいいので触ろうとして、噛み付つかれる事故もよく起きています。こうした動物から被害を受けたら、とにかくすぐに処置が必要です。
ルーマニアに来て私はすぐに近くの放し飼いの犬に噛まれて痛い思いをしました。狂犬病のことが頭に浮かんだものの、ほとんどの家庭で消毒用アルコールを備えていて、すぐに処置されました。狂犬病ウイルスは弱いので、犬の牙が奥まで入っても、早く処置を行えば大丈夫との医師の話でした。
70%の消毒用アルコールは多くの病原細菌・真菌・ウイルスに有効です。これを小瓶に入れて持ち歩くといざという時に役立ちます。
KissyCussyさん、ご回答ありがとうございます。返事が遅くなり申し訳ございません。
獣害は畑などの食害だけでなく感染症も問題なのですね。アライグマに限らず野生動物には接触させないよう心がけます。
消毒用アルコールは常日頃から持ち歩いています。転んだ時用なのですが、犬に噛まれた時などにも役立つとは初めて知りました!ありがとうございます^^
困ったことがあれば、気軽に聞いてみましょう。似た質問がすでにあっても遠慮はいりません。状況は1人1人違います。また最新の情報が出てくるかもしれません。