イノシシの捕獲方法は、罠猟と銃猟があります。どちらが多いのでしょうか?
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イノシシ
イノシシの捕獲(駆除も含め)は罠猟と銃猟はどちらが多いのですか?
回答 1
活動場所:京都府
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投稿日:2019 8/27
イノシシの捕獲では平成13年までは銃猟の方が多数を占めていました。
その後の銃猟による捕獲数にはあまり変化がないものの、平成14年以降は罠猟での捕獲数が増加し銃猟よりも罠猟の捕獲の方が多くなりました。
これは狩猟者が高齢化してきて、免許保持者の六割以上が60歳以上となり、体力的な問題で山に入ることが難しくなったこともあります。
特に有害駆除を目的にする場合には、銃猟よりも罠猟が選ばれるためです。狩猟登録者の数も年々減少し銃猟免許よりも罠猟免許の保持者の方が増加しています。
山で無作為にイノシシを駆除するよりも、罠であれば畑やそこに近い場所で、獣害を引き起こす個体の捕獲も狙えます。
イノシシは農作物を食害する個体が、昼間は山に戻らずに畑や人家近くの藪や森林の林縁に潜んでいることも多く、集落近くで銃猟するより被害農地の近くで罠猟をする方が効果を上げていることも一因です。
平成26年度以降は個体数が減少に転じましたが、繁殖力の高いイノシシは平成22年度に48万頭が捕獲されてもその数に急激な減少が見られないこともあり、平成23年度での個体数を令和5年までに半減させる国の目標達成のためには、いっそうの効果的な捕獲が求められています。罠猟でも方法の改善や罠の改良と普及が進んでいます。
参考文献
イノシシの保護管理の現状
https://www.env.go.jp/nature/choju/conf/conf_wp/conf03-01/mat01_1.pdf
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