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イノシシは音に敏感だと言うこと知ったのですが、効果的な音の対策は何かありますでしょうか。畑には車で通っている形なので近くに住んでいるわけではありません。そのためセンサーなのでイノシシが近づいてきた時に撃退させようとも考えています。それとも何度も同じような音を発生させてしまうと慣れてしまうのでしょうか。また音について効果があれば、高い音や低い音はどちらが効果があるのでしょうか。イノシシで音対策について詳しい方教えてくださると嬉しいです。
yamabu0327さん。イノシシの音対策に詳しくはありませんが何方からも回答がないようですので書いてみます。侵入を防ぎたい畑の四方が空いている場合はそこを全て防御しなければならないので、センサーで発信される音に効果が有るとしても大変な数のセンサーが必要になるのではと思います。(センサーの作動距離が5-6メートル位らしいので)それなら効果が実証されている電気柵や丈夫なネットを購入された方がコストの面でも安いと思います。
ログジイさん回答ありがとうございます。
やはり音対策ですがコスト面は良くありませんよね。ありがとうございます。もし安く販売していたら、電気柵などと組み合わせて対策なども考えていました。センサーの作動距離が5-6メートル位だということも初めて知りました。
yamabu0327さん、こんにちは。だいぶ前のご質問ですが補足します。
ログジイさんの回答通り、農地を音だけでイノシシの侵入を防ぐのは設備の数や費用で無理があると思います。
しかしごく狭い範囲や、防護柵の道路の開口部などの閉じられない部分では柵と共用して超音波によりイノシシやシカなどを忌避する実験が行われて成果を上げています。
イノシシが聞こえる音の範囲は0.045〜40kHzとされています。対して人間の聞こえる範囲は0.02〜20kHzなので、20kHz以上の周波数の高音域超音波を地下鉄の構内ほどの大音量で県立広島大学が地元企業と共同で機器を開発し試験した結果が公表されています。
それによると、赤外線センサーによりイノシシを感知し、機器の近くに来たイノシシが音で驚いたり、畑に侵入しようとして戸惑い戻る、ウリ坊が逃げ去るなどの行動変化が見られました。同様のことがシカでも起こりました。
これは2年間の試験の後に、音の発生と方向がランダムに出るようにしてイノシシの音への慣れを防ぐ工夫やセンサー方向の増加、小型化と省電力化(乾電池駆動)などの改良がなされ、平成29年に商品化されました。
また4kHz〜50kHzの音声を出しながらイノシシを追い立てるドローンの試験も東京電力でなされ、一定の効果が上がったとの記事もありました。撮影された動画ではドローンから一目散に逃げていくイノシシが写っています。さらには赤外線カメラの視認により自動で追尾する研究が続けられています。
http://www.city.shobara.hiroshima.jp/main/2017/03/02H25mitoma_1.pdf
(県立広島大学、逃げテック)
http://www.nagaoka-gr.co.jp/tekkou-k/
(NIGETEC、広島県庄原市の鉄工所)
https://www.asahi.com/articles/ASLB04PXNLB0UGTB00P.html
(朝日新聞デジタル、平成30年)
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