同じことで困っている人はたくさんおられます。質問するだけでも貢献に繋がります。
私の父は野菜農家を営んでいて秋になるとさつまいも畑でさつまいもを育てているのですが、毎年必ずと言っていいほど写真のように踏み荒らされてしまうそうです。
対策として、電気柵で囲ったり、獣の臭いを付けたりしていますが2~3日にはこのように荒らされてしまいます。
みなさんはどのようにしてイノシシからさつまいも畑を守っていますか?
活動場所 :岡山県
イノシシに電気柵でも効果がないとしたら、その設置や設定がイノシシ対策用になっているか点検してみてください。
イノシシが感電するのは鼻先と腹の2カ所だけです。剛毛の生えた部分ではほとんど感電しません。
またイノシシが鼻先で障害物を探るのは地面から40cmほどの高さで、もぐり込もうとするときには20cmの高さです。そのため電線はこの高さで2本張ります。低い方はウリ坊対策にも有効です。
支柱をイノシシに押されないために、電線をその外側に張ります。地形がデコボゴしていると、くぼんだところから侵入される弱点になります。支柱を足して、くぼ地でも高さを保てるようにします。
すでにイノシシが畑を荒らしていると、味をしめて執着するため、電気柵だけでは強引に入りやすくなります。
また地上20cmの電線高では草刈り管理も大変です。そういう時は通電する防草シートを地面に敷くか、ワイヤーメッシュの低い柵と、その上に電線を張る複合柵にすると、草刈り頻度も少なくなります。
そのワイヤーメッシュ柵に不織布などを張ると、イノシシは中が見えず、関心をひかない効果があります。
イノシシは助走なしで1mのものを飛び越えますが、多くの場合は柵の下を潜ろうとします。20cmほどの隙間があれば、掘って簡単に侵入します。
メッシュの柵を深めに地面に入れ、さらに高さも必要となります。最初にそれなりの費用がかかりますが、ワイヤーメッシュなら5年以上は持ちます。