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北海道や山梨で実施されているそうですが、どのようなものなのでしょうか?
活動場所 :岡山県
流し猟式シャープシューティングとは、林道などを自動車で移動して道路上の自動車から、あるいは降りてライフル銃による精密な射撃を行う捕獲方法です。
従来の、テントに潜んでシカが現れるのを待つシャープシューティングと異なり、林道などの公道を通行規制し安全を確保した上で、スレジカを作らないことを最優先に行われます。
これには道路交通法や鳥獣保護法などが関係し、実施する地元住民の理解を得ることも必要なため、関係者との十分な協議の上で実施されます。
シカに警戒心を起こさせないよう、射手と同じ服装の人が同じ車両で、捕獲を実施する道路脇のエサ場に事前の誘引エサ撒きを行うなどの、シカに慣れさせることも行われます。
さらに確実な狙撃で即倒させ暴れさせないことや、頭部以外の狙撃による逃走を防ぎ、群れの数が多い場合には狙撃しないなどの自制心も必要で、訓練し熟練した射手が必要とされます。
知床の斜里町で平成24年に行われた例では、実施された場所で射撃可能とされたシカ385頭のうちの80%が捕獲され、その少し後に行われた場合でも、狙撃前に逃避したシカの割合が2%と低く、スレジカを作らずに捕獲できたことが明らかになりました。
参考
国立公園がニホンジカの密集地帯?、スライド資料:酪農学園大学、環境省
https://www.env.go.jp/policy/kenkyu/special/movie/pdf/h26mov05slide.pdf
革新的なシカ捕獲をめざして、H24年:日本哺乳類学会
https://www.jstage.jst.go.jp/article/mammalianscience/53/1/53_174/_pdf
高標高地におけるシカ捕獲手法の開発:山梨県、環境省
https://www.env.go.jp/nature/choju/capture/pdf/capture4-02b.pdf
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