同じことで困っている人はたくさんおられます。質問するだけでも貢献に繋がります。
鹿の赤ちゃんが生まれる時期はいつですか?やはり春頃?
生まれるのは基本的に1頭かと思いますが、どのくらいの妊娠期間なんでしょうか?
増えているのは妊娠期間が短くどんどん産めるからでしょうか?
多頭数産むイノシシに比べたら繁殖力は圧倒的に低いのかなと思い質問させていただきました。よろしくお願いいたします。
正確な日数は分かりませんがおよそ6ヶ月だと思います。これはヤギやヒツジと同じくらいで秋の9~11月が交尾期で出産は3~⒌月になり、多くは1頭ですが2頭出産する事もあると思います。年1回しか出産しないのでイノシシに比べれば増え方は遅いです。
秋にはオスジカが笛を吹くような声で鳴く(ラッティングコール)のが繁殖期の生態で、メスジカを囲い込むのに必死で走り回るんですが、万葉集にも歌われているようです。
TY13 山野さん、こんにちは。
双子が産まれてくることもあるのですね。繁殖力はそこまで高くないのに増えているのは餌が豊富だったり天敵がいなかったりと環境のせいなのでしょうか。
仰る通りと思います。また少ないうちは例えば2倍になるとしても10頭が2倍になっても増える数は10頭だけれど千頭が2倍になれば増える数は千頭となる訳です。
さらに冬になると道路に凍結防止剤を撒くのも繁殖に役立っていると云う事だそうです。この薬品は多くは塩化カルシウムですが寒冷地では塩化ナトリウム(食塩)を混ぜるので草食動物は塩分を取らなければならないのでより健康になり出産数も増えると云う事です。
TY13 山野さん
道路凍結防止のつもりが繁殖の手助けをしてしまっているとは...^_^;
鹿が塩化ナトリウム摂取のために道路を舐めに来るということですよね?
衝突事故も誘発してしまいそうです。。
あいさん、こんにちは。
少し前のご質問に補足のつもりで失礼します。
ニホンジカの初産齢はエサ環境が良ければ1歳から始め、2歳からは高い出産率を維持します。カモシカはこの初産齢が比較的高いため、増加率が低くなります。
ニホンジカの妊娠期間は約230日で、出産は5月下旬頃から始まり、ピークは6月初旬で、多くは6月中に出産を終えます。
確かに多産なイノシシに比べると少ないものの、イノシシでは母イノシシ1頭と仔で一つの群れを作りますが、シカではそれが一つから複数からなる群れを作るため、群れの個体数が多くなり、その分仔ジカを守りやすく、成獣まで育ちやすくなります。
特に冬季には大きな群れとなるため、当年の仔ジカも越冬が容易になると考えられています。
また毎年出産し、一度に産むのは1頭が多く。双子の頻度は非常にまれだともされています。しかし群れのオスジカは数が少なくとも繁殖が可能なので、それも増えやすい要因となっています。
長野県に住んでいた頃、仕事でよく美ヶ原から車山高原、蓼科高原に至る中央山塊へ行きました。初夏には放牧場に仔ジカを複数連れた群れを見ることがあり、「塩くれ場」という石の上に置かれた放牧牛用の塩をシカがなめているのもよく目にしました。同じく凍結防止剤のエンカルもなめていたので、さらに仔ジカも育ちやすくなっているのでしょう。
KissyCussyさん
ありがとうございます。1歳かな産めるなんて早いですね!
カモシカも鹿なのにニホンジカと初産齢が異なるのは不思議です。
困ったことがあれば、気軽に聞いてみましょう。似た質問がすでにあっても遠慮はいりません。状況は1人1人違います。また最新の情報が出てくるかもしれません。