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ハクビシンは狭い隙間からでも侵入できると聞きました。どのくらいの隙間なら通れるのですか?
農研機構の実験によると「ハクビシン成獣は一辺8cmの正方形、直径9cmの円形、6×12cmの横長の長方形、11×7cmの縦長の長方形の入口から侵入できる」そうです。詳しくは参考資料のリンクからご覧ください。
近年、ハクビシンが家の天井裏に棲みつき、足音などの騒音や糞尿などによる悪臭やシミなどの被害が報告が多くされるようになりました。さらに、そこを起点として、様々な農産物への食害が多くみられます。
そこで、ハクビシンが家に侵入できる大きさや形はどういったものなのかを基礎的に検討する調査が行われました。
試験の対象はオトナのハクビシンでメス、オス各2匹の計4匹。入り口から部屋に入るとエサが食べられるという単純な実験で、入口の形や大きさのパターンを細かく変えて検証されました。
個体によって、全長や頭の大きさだけではなく肩幅なども違うため、一概に「この大きさだと入らない」とは言えなさそうですが、大体の目安になりそうです。
また、ハクビシンは一度侵入出来ると確認した場所には何度も訪問する習性があります。侵入の形跡がみられた場所ではその時ハクビシンがいなくても、金網などの噛み切ったり押し広げたり出来ない素材でしっかり侵入経路を塞いでおくことが重要です。
参考
農研機構
https://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/warc/2013/warc13_s15.html
別冊現代農業 2018年7月号「農家が教える鳥獣害対策」
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