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畑の獣害に悩んでいます。柵はどのようなものがおすすめですか?
どんな鳥獣から守るための柵なのかによって、効果的な柵は異なります。
防護柵には、大きく分けると、金属ネット柵、電気柵(金属ネット+電線、ネット型(非金属)、ネット型(金属))があります。
それぞれ、コストや効果的な動物、管理や修繕の難易度が異なります。
例えば、ネット型(非金属)の電気柵は比較的安価で自主施工が容易ですが、修繕や管理が大変です。サル、イノシシ、シカ、クマにも効果があります。
一方、金属ネット柵も比較的安価で修繕も楽ですが、サルやクマには効果がありません。
また、作物や場所によっては、トタンと竹だけで効果的に防護柵を巡らし、イノシシやシカの被害をゼロに抑えることも可能です。
まずは、どんな鳥獣から農作物を守りたいのか?予算はどれくらいなのか?どんな場所に設置するのかを明確にし、そこから対策方法を考えましょう。
ちなみに「防護柵を設置したのに効果がない」という声もありますが、そういう場合は効果的な設置をしていない、設置した後に必要な草刈りなどのメンテナンスをしていないというケースが多いです。防護柵は一度設置すれば終わりではありません。
必ずメンテナンスが必要なので、継続性も含めて検討することをおすすめします。
<資料>
別冊現代農業 2018年7月号「農家が教える鳥獣害対策」
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