ログインまたはユーザー登録してからコメントしてください

ログインまたはユーザー登録してから回答してください

ログインまたはユーザー登録してからいいね!してください

あなたの質問が同じ問題で悩んでいる人の助けになります

同じことで困っている人はたくさんおられます。質問するだけでも貢献に繋がります。

質問を投稿する

この質問は1年以上前に投稿されたもので、情報が古くなってしまっている恐れがあります。ぜひ新しく質問してみてください。 新しく質問する

サル
猿の農作物被害を完全に防止することはできますか?

運営FAQ 活動場所:東京都
基礎的なことはなかなか質問しにくいと思いますので、運営がよくある質問をFAQ形式で提供します。もちろん、運営以外の方の回答も…もっと読む
投稿日:2019 11/18 , 閲覧 371

猿の被害が発生した地域では、このあとずっと猿の被害が出続けてしまうのでしょうか?

0

回答 1

鳥獣害Q&A運営 活動場所:京都府
鳥獣害Q&A…もっと読む
投稿日:2019 11/18

サルの農作物被害は必ず防ぐことができます。サルは群れで行動しているので、人の側も一人や二人ではなく、特に追い払いでは、地域の大勢で取り組めば必ず効果が出ます。

例えば、サルの50頭の群れのうち一割しかエサが手に入らず、残り九割が空腹のまま逃げなくてはいけないような農地では、危険な場所と学習してやがて来なくなります。

しかし学習能力の高いサルを相手に完全には防げません。それでも完璧でなければ効果がないとあきらめずに、今ある知識と技術でも効果的に対処し続ければ、防ぐ事は十分に可能です。

サル被害の対策は江戸時代の昔からありました。当時、白山の山中の集落では、皆が家を開ける際には必ず一人をサルの番に家に残すほどでした。

三重県では、サルとシカを相手に地域全体で防除を成し遂げ、サル対策ではほぼ解決に至り、他県から見学されるほどです。

サルを人里から山へ追い返して、農地と切り離し、本来なら人を避けて生息していたはずのサルと人里の壁を取り戻すには、奥山にサルが戻れるような植生を再生することも大切になります。

被害農家だけの問題ではなく、野生動物を捕獲すれば解決することでもなく、人の社会の側の問題でもあります。


参考

専門家からの提言、京大霊長類研究所・室山泰之氏、NPO法人・山村地域住民と野生鳥獣の共生

http://www.sanson.or.jp/tyouzyu/senmonka/muroyama.html

「里のサルとつきあうには、室山泰之、京都大学学術出版会」の書評、水野昭憲、平成15年

https://www.jstage.jst.go.jp/article/psj/20/1/20_1_81/_pdf/-char/ja

地域社会のための総合的な獣害対策、農林水産省

http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/manyuaru/sougou_tekina_jyuugai_taisaku/h29_sogo_jyuugai_taisaku-1.pdf

三重県でのサル対策成功事例、三重農業研究所

https://www.pref.shimane.lg.jp/admin/region/kikan/chusankan/sympo/H27_gisshinpo.data/kityouhp.pdf

0
運営FAQ 活動場所:東京都
投稿日:2019 11/18

このFAQにコメントがあればお願いします。

投稿中