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イノシシが都市部にもよく出没しているニュースがありますが、人を襲うこともあるのでしょうか?どのくらいの被害者がいるのでしょう?
環境省によると、平成30年度の全国の被害件数は50件で、そのうち被害者数は52人、死亡者は2人とされています。平成28〜29年には死亡者の報告はありませんでした。
これは、狩猟や捕獲作業等に伴う人身被害は除かれた件数です。
最近では都市部に、それも日中に現れることも増えており、衝突されるなどの被害が発生しています。
神奈川県伊勢原市で60代の男性が被害に遭ったケースでは、
" 農地(栗畑)・里山近辺で、午後0時15分頃、親子とみられるイノシシ 2 頭に遭遇し、襲撃される。男性は「気が付いたら横にイノシシがいた」と話している。とあります。"
イノシシは、人が近づいてくると、物陰に隠れて人が通り過ぎるまでやり過ごそうとする場合もあります。
このとき、人が気づかずに近距離まで接近してしまうと、襲われると勘違いしたイノシシにより攻撃を受けてしまう場合があるため、イノシシのいそうな場所ではむやみに茂みなどに近づかないことが必要です。
他にも、群馬県高崎市で20代男性と10代女性(高校生)3名が被害に遭ったケースでは、
"午前7時40分〜8時頃、自転車で移動中の4名が次々にイノシシの体当たりを受け転倒した。現場はJR高崎問屋町駅近くで、周辺に住宅や商業施設が密集する地域であった。"
とあります。
市街地に迷い出てしまったり、夜間や早朝に餌を求めて街へ出たまま人の活動時間まで居座ってしまったイノシシは、急に多くの人間が現れたことにパニックをおこし、無差別に周囲を攻撃することもあります。
参考
環境省 イノシシによる人身被害について [速報値]
https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs4/inoshishi.pdf
福島県避難 12 市町村イノシシ被害対策技術マニュアル
http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-4/wildlife/material/20190123_09_jireisyu.pdf
このFAQにコメントがあればお願いします。
被害者数は定かではありませんが、猪が人を襲うことがあります。猪が襲う理由は恐怖による衝動的なものです。虎視眈々と狙っている訳ではなく、臆病な猪が恐れている人間に出くわしたり、犬の散歩をしている人の飼い犬に恐怖を感じて身を守るために襲うのです。
N.Mさん、回答ありがとうございます。
特に、子供を連れたイノシシの母親とばったり出会うとまず襲ってきます。一度山の中で距離があったのでイノシシの方が子供と横の藪に入っていきましたが腰鉈に手を掛けていました。山にはいる時はできるだけ音を出すことがばったり出会わないこつですが、たまたま仕掛けてあったくくりワナにイノシシがかかっていたら、じろじろ見ないでとっとと逃げてください。足を引きちぎって襲ってくる場合があります。特に傷ついた手負いのイノシシは危険ですから注意してください。他の方が書いていますが、ほぼ毎年犠牲者が出ています。お年寄りの農作業者の犠牲が多いです。雄は牙で切りに来ますし、雌は噛みます。どのくらいの力かといえば、2mmの金属線なら楽に切断します。鼻の力は70kg位の石を平気で動かします。シカを埋めておくと頭蓋骨まで割って食べています。シカの下顎の一部のみ転がっていました。その位の顎の力がありますから、噛まれたらどうなるか?簡単に想像できます。
901潜さん、回答ありがとうございます。
困ったことがあれば、気軽に聞いてみましょう。似た質問がすでにあっても遠慮はいりません。状況は1人1人違います。また最新の情報が出てくるかもしれません。