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鳥取県で開発された「シシ垣くん」はどんなもので、どのような特徴がありますか?
鳥取県で開発された「シシ垣くん」は、イノシシだけでなく、クマやシカ、さらにはアライグマ、タヌキ、テンなどの中型獣にも有効な防護柵として設計されました。
この防護柵の特徴は、侵入を防止する獣の種類により、簡単に上部を交換でき、設置も容易で資材も量販店で手に入り、設置が楽で効果が高いことです。
上部の支柱を絶縁性の塩ビパイプにして、バネ性質の碍子代わり品(大き目の紙挟み)により感電性を保ち、その高さを自由に変更して、よじ登る動物の大きさの違いにも対応出きます。
イノシシ・クマ・中型獣では上部に電気柵を用い、マイナスアースされた下部のワイヤーメッシュの上に、塩ビパイプの支柱でプラス電源の柵線(電気線)を二本張ります。
クマ対策では、2本以上の柵線を20cm以下の間隔で張り、サルには5本程度で10cm以下の間隔で張ります。タヌキやアライグマでは柵線を3本程度で、間隔を5cmほどにします。
イノシシ・シカタイプでは上部をネットに替えて全体で2m以上の高さにします。
下部のワイヤーメッシュは目を5cm程度にします。その支柱には13mm異径鋼線を使います。イノシシだけの対策ではワイヤーメッッシュのみ設置します。
参考
低コスト侵入防止柵「シシ垣くん」、鳥取県
https://www.pref.tottori.lg.jp/69873.htm
シシ垣くん設置マニュアルVer.2、鳥取県
https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/205196/shishigakikun_ver.2.pdf
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