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モグラって天敵はいるのでしょうか?常に土の中で過ごしているのであまりイメージがつきません。
普段はほとんど土の中で過ごしているモグラですが、ちょこっと地上に顔を出すとそこには多くの天敵が待ち構えています。
イタチ、ネコ、キツネ、ヘビなどが地上でモグラを狙っています。
ヘビはモグラのトンネルに侵入してモグラを襲うときもあります。またイタチ、ネコ、キツネはモグラの穴を掘りおこして捕食することもあるようです。
猛禽類(もうきんるい)も天敵です。主に、ワシ、タカ、フクロウなどがあげられます。地上からだけではなく、上空からも狙われているのです。
天敵から身を守るためにモグラは匂い・音・振動に非常に敏感で臆病な性格の持ち主です。いつもビクビクして過ごしているのでしょうね。
参考
https://www2.hp-ez.com/hp/yokolabo/page9
富山大学野生動物保全学研究室ホームページ モグラの生態
このFAQにコメントがあればお願いします。
先に回答に補足します。
回答にもある通り、モグラは地上では天敵が多く、キツネやイタチの他にノラネコや家の飼いネコも巣穴から土を外へ出そうとするモグラを捕まえます。臭いを嗅ぎ付けて掘り出そうとすることもあります。
ヘビは、巣穴に入り込んで中でモグラを襲います。
オオタカやノスリなどの猛禽類は空を滑空している時や近くの樹木に止まっている時に、モグラが巣穴の土を外へ出している時や、少しでも顔を出すと襲います。
以前にノスリの繁殖をテントで間近に観察したことがありました。その時には親鳥が近くの畑でモグラばかり捕まえていました。
モグラはミミズの多い農耕地に網目のような巣穴を掘り、農作物に被害をもたらす害獣と思われがちですた、土の中ではミミズや昆虫とその幼虫への最大の天敵です。そのため、野菜の害虫やその幼虫を食べる益獣でもあります。
モグラの多くは東日本では、アズマモグラで、西日本ではより大型のコウベモグラです。モグラには地域によって絶滅危惧種に指定されている種類があります。サドモグラ、ミズラモグラ、シナノミズラモグラ、ヒメヒミズ、エチゴモグラなどです。
平成14年にはモグラとネズミが鳥獣保護管理法の対象鳥獣に加えられ、捕獲するにはイノシシと同様に有害鳥獣捕獲許可が必要です。ただし、農林業を営む個人が自分の敷地内で捕獲するには制限や許可は不要です。また家屋内や排水溝にいるドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミは鳥獣保護管理法の対象外で捕獲には許可不要です。
https://www.env.go.jp/nature/choju/law/law1-1.html
(鳥獣保護管理法の概要)
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