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猿が近づいたら通知してくれるシステムがあると聞きました。個人でも購入・導入できるものでしょうか?
サルの接近警報システムとは、電波発信機を付けたサルが群れとともに人里に近づくと、集落内に設置された受信機器が、サルからの電波を受信して、警報と回転灯でサルの接近を知らせる方法です。
それにより農作物被害を事前に防止するために、早めの追い払いが可能になります。また接近情報をインターネットで、役場や地域にメールなどで自動的に知らせる方法もあります。
固定の受信装置ではなく、小型のアンテナと受信機で調査員がサルの出没区域を定期的に巡回して位置を確認し(テレメトリー調査)、役場等を通じて地域住民に知らせる方法も用いられます。
これらの活用は大掛かりなために個人で運用するには向きません。
メスザルの捕獲には箱わなを使い、麻酔の注射(あるいは吹き矢)や性別・年齢を調べることから、免許を持つ猟師と専門家の協力と指導が必要です。
発信機の電池には寿命があり、長期間で群れの追跡を継続するには、ある程度のサルを毎年捕獲して発信機をつける必要があります。
近年では電波発信機の改良が進み、GPS情報を取てその情報をデジタル信号電波で発信する機能も備わり、正確な位置情報を電波の受信でその場ですぐに得られるようになりました。
参考
鳥獣被害対策マニュアル、p90〜91、農水省
http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/h_manual/h19_03/pdf/3-2.pdf
動物検知通報システムの導入、P5、総務省
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/denpa_kanri/pdf/080709_1.pdf
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