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猿の獣害に困っています。追い払いのコツや大切なポイントを教えてください。
サルの追い払いで大切なのは、野菜や果物を食害しているサルが、すでに人馴れしている可能性が高いので、見つけたらいつでもどこにいても追い払いをします。
サルは記憶力がいいので、一度味わった恐れや痛みを忘れません。諦めずに根気よく、そして一人よりも多くの人でしつこく追い払うのが効果的です。
人家や農地が、サルにとって危険な場所であることを学習させます。サルの数が多い場合や、すでに畑の中で散らばっている場合は、集落内で協力して花火や電動ガン、パチンコなどの器具も使い、多数人で追い払います。
この時はできれるだけ近隣の地区とも協力して、出てきた方向に追い返すのではなく、山の奥に向かって追い払います。その時は皆で山に少し分け入り、サルをさらに奥へ追いやるようにします。山の中では、サル追い犬の利用も効果的です。
中には、お年寄りや女性、子供を恐れないサルもいます。そうした群れには、近づきすぎて逆に引っ掻かれる場合もあるため、無理せずに中止します。
また単独行動をしているハナレザルは、群れのサルより攻撃的な場合が多く、一人で追い払おうとすると逆に威嚇や攻撃してくる場合があるので、できるだけ複数人で追い払います。
参考
サルの追い払いおよび捕獲 p68〜69、農水省
http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/h_manual/h26_03/pdf/data5.pdf
サル対策について、広島県廿日市市役所
https://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/uploaded/attachment/8236.pdf
サル被害を無くすために、香美町
http://www.town.mikata-kami.lg.jp/www/contents/1121316144187/index.html
サルの被害を防ぐには、福島県飯舘村
https://www.vill.iitate.fukushima.jp/uploaded/attachment/744.pdf
鳥獣被害対策マニュアル、p88〜98-2器具、農水省
http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/h_manual/h19_03/pdf/3-2.pdf
山村地域住民と野生鳥獣との共生サイト内の記事「専門家からの提言」
京都大学霊長類研究所ニホンザル野外観察施設助手 室山泰之
http://www.sanson.or.jp/tyouzyu/senmonka/muroyama.html
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