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イノシシ
イノシシの被害を受けにくい稲品種のシシクワズはどういうものですか?

運営FAQ 活動場所:東京都
基礎的なことはなかなか質問しにくいと思いますので、運営がよくある質問をFAQ形式で提供します。もちろん、運営以外の方の回答も…もっと読む
投稿日:2019 10/11 , 閲覧 777

イノシシの被害を受けにくいお米の品種があると聞きました。どういうものでしょうか?

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回答 1

鳥獣害Q&A運営 活動場所:京都府
鳥獣害Q&A…もっと読む
投稿日:2019 10/11

シシクワズは滋賀県の在来品種で、かつてはイノシシの害を受けにくい品種としてよく栽培されていました。特徴はイネの籾(もみ)の先に長さが十数cmにもなるトゲ状の細長い突起(芒:ぼう・のぎ)が付いていてイノシシが食べない点です。

滋賀県で試験された例では、シシクワズを植えた水田ではイノシシの被害がありませんでした。さらに防護柵の代用になるかが試験され、水田を防護柵で囲いイノシシの入り口として一部を開口してシシクワズを植え、奥にアキタコマチを植えたところ、シシクワズは5%の被害だったのに対し、アキタコマチは65%の被害でした。シシクワズが防護柵の代用にならないこともわかりました。

シシクワズと通常の主食米の作付収益を試算してみると、防護柵を設置せずにシシクワズだけを飼料用として作付けした場合は、収益が38,000円〜56,000円/アール(各種助成金も含む)で、主食用品種を防護柵で囲って作付けした場合よりも、シシクワズの方が約15,000円以上の増益(詳細データ略)になることがわかりました。

シシクワズは主食米よりが味が劣るため、飼料用イネとして山間地の耕作放棄田等に栽培することが期待されています。


参考

営農管理的アプローチによる鳥獣害防止技術の開発、p9〜11、農林水産省

http://www.naro.affrc.go.jp/org/narc/chougai/wildlife/hokoku_final.pdf

水稲品種「シシクワズ」のイノシシ防除技術の活用の可能性、農林水産省

https://www.naro.affrc.go.jp/org/warc/research_results/h18/02_kankyo/p105/index.html

長芒在来イネ品種「シシクワズ」の新潟県における栽培特性、作物学会

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcsproc/231/0/231_0_36/_pdf

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運営FAQ 活動場所:東京都
投稿日:2019 10/11

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