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ハクビシンがどのような経路で侵入してくるのかがよくわかりません。ハクビシンの侵入経路を教えてください。
ハクビシンの侵入経路は、地面だけではありません。
ハクビシンの身体能力は非常に高く、約1m程ジャンプすることができます。また、電線や雨樋でも通ることができますし、針金1本でも上手に登ったりすることができます。
ですから、地上だけではなく、高いところからの侵入経路していることがあります。
また、川沿いや水路(用水路や側溝)を好んで移動手段しているので、水際からの侵入も多く見られます。
地上に電気柵をめぐらしたのに被害がおさまらないという場合、支柱や屋根、電線などを伝って上から上手に侵入を疑うとよいでしょう。また、細い水路も見落としがちです。
ハウスの場合は、換気扇などの小さな隙間や、ネズミが入れるくらいの小さな穴でもくぐりぬけてしまうので注意が必要です。
また、意外に多いのがネットと地面の隙間です。一見「ここは大丈夫だろう」と思うような小さな隙間から、ハクビシンが潜り込んで侵入している場合があります。
以前、「通れてもネズミくらいだろう」と思うような小さな穴からハクビシンが現れ、驚いたことがあるという農家さんがおられました。穴の写真を見せてもらいましたが、ネズミさえも通れないのではないかと思うような小さな穴でした。
このように、高いところだけではなく、地上の方もよく観察することで侵入経路を見つけられることもあります。
参考
農文協「別冊現代農業2018年7月号〜農家が教える鳥獣害対策〜」
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