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猿の対策に里守り犬やモンキードッグがあるようですが、両者には違いがあるのでしょうか?
犬によるサルの追い払いが始まった当初は、モンキードッグでは専門の訓練士が犬を訓練し、里守り犬ではインストラクターが飼い主に犬を訓練できるよう指導するという違いがありました。
しかし、各地で利用が広がり、他にも忠犬、追い払い犬、サル追い犬とも呼ばれています。
訓練の方法もモンキードッグ方式と里守り犬方式の他に、それぞれのいいところを両方合わせた方法と様々になり、導入当初は違いがあったものの、全国的に利用が増えて明瞭になっていません。
訓練費用も内容によりまちまちで自治体が全て負担するところや、飼い主が一部負担するところもあり一概に比較できません。
平成25年に東日本地域で行われた飼い主へのアンケート調査では、人の追い払いよりも効果的、爆竹や空砲の音よりも効果的、サル防除ネットより効果的、電気柵より効果的との意見が多く出ています。
一方、マイナス面では、サルが別の地域に移る、犬の世話が大変、等がありました。
高齢者が多い地域では、人による追い払いが年配者には困難な場合もあり、犬に助けられた、との意見も特徴的でした。
犬種では洋犬も導入されていますが、絶滅したニホンオオカミの血を引く和犬の採用が多く今後も期待されています。
参考資料
農村計画学会誌、平成25年11月、サル追い払い犬の意識調査
https://www.jstage.jst.go.jp/article/arp/32/Special_Issue/32_275/_pdf
東京農大、新・実学ジャーナル2010年4月、p3
https://www.nodai.ac.jp/hojin/journal/images/j_1004/p3.pdf
東京農大、新・実学ジャーナル2010年4月、p4
https://www.nodai.ac.jp/hojin/journal/images/j_1004/p4.pdf
信濃大町地域おこし協力隊、モンキードッグ
http://www.city.omachi.nagano.jp/00010000/doc/00010200/monkeydog.pdf
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