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罠猟で使われるくくり罠のメリットとデメリットを教えてください。
くくり罠のメリットは、誘引するためのエサが不要、場所を取らず狭いところにも設置できる、罠の移動が容易である、比較的に安く購入できる、などです。
くくり罠は獣道に設置して土の中に輪を隠してその中を足で踏ませる方法で、シカによく使われています。罠の形式には主に跳ね上げ式と押しバネ式があります。
くくり罠のデメリットは、
初心者には経験が必要
一度に一頭の捕獲しかできない
止め刺しに技術が必要でそれに危険が伴う
捕獲された動物が足を引きちぎって逃げる可能性がある
手負いの個体を作りやすい
人の住居場所や人の立ち入る場所には設置できない
農地に隣接した場所では人が立ち入るために設置できない
などがあります。
取り逃がした動物は警戒心が強くなり、その後はわなに非常にかかりにくくなります。シカならその直前で引き返したり、イノシシではその周りを掘り返して使えなくしてしまいます。くくり罠は野生動物に極力気づかれないように設置する必要があります。
これらのことから農作物の被害を直接減少させるための捕獲には向いていません。
くくり罠の使用にはわな猟免許の取得が義務付けられています。わな猟免許の取得者は年々増加しています。
最近では、国がハンターの育成を進めており情報を発信しています。
また狩猟に関する漫画等もあります。
参考
平成30年度鳥獣被害対策基盤支援事業 地域リーダー育成研修(集落) 野生鳥獣被害防止マニュアル - 総合対策編 -
http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/manyuaru/sogo_taisaku/manual_common.pdf
環境省_狩猟免許を取得する[狩猟の魅力まるわかりフォーラム]
https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort8/hunter/license.html
活動場所 :佐賀県
活動場所 :岡山県
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