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シャープシューティングという方法があると聞きましたが、どのような特徴があるのでしょうか?
活動場所 :宮城県
シャープシューティングは餌でおびき寄せた動物を、複数の射撃手で一斉に仕留める方式です。
日本ではシカに応用されています。
他のFAQでご紹介しているように、鹿の数は年々増えており、生息数を減少させるためには、今以上のペースで駆除する必要があります。
ハンターの高齢化し減少する中で、より効率の良い駆除の方法が求められています。また、従来の方法では、生き残った個体は人間に対して警戒心が強くなり、その後の駆除が行いにくくなる欠点もあります。
シャープシューティングの利点は少人数で実施でき大規模な設備が不要なことです。さらに複数の捕獲場所を設定して短期間に捕獲を行うため、動物の警戒心を高めずに群れ全体を捕獲して、警戒心の強い生き残った個体を残さないことがあります。
シャープシューティングで大きな効果が期待できるのは、動物がすでに増えてしまい群れも多数あり、従来の方法の狩猟や駆除があまり行われずに、動物の警戒心が低いままの地域です。
野生鳥獣被害防止マニュアル イノシシ・シカ・サル 実践編(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/manyuaru/manual_inosisi_sika_saru_jissen/data0_6.pdf
シャープシューティングによる捕獲事例 (林野庁)
http://www.rinya.maff.go.jp/kyusyu/fukyu/pdf/sankousiryouwg5.pdf
九州における効果的なシカ個体数管理に向けて 日本哺乳類学会
https://www.jstage.jst.go.jp/article/mammalianscience/52/1/52_114/_pdf
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