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最近、ジビエへの注目が高まっていますが、農林水産省が選定したジビエ利用モデル地区とはどのようなものなのでしょうか?
活動場所 :宮城県
活動場所 :岡山県
ジビエ(野生鳥獣の肉)の利用量を倍増させることを目標に全国で選定されたモデル地区です。西日本を中心に17地区が選定されました。
モデル地区では野生鳥獣の捕獲から肉の加工処理と消費地への流通を一貫して行い、良質で安全なジビエを消費者に供給することを目指します。
京都丹波と大阪北摂の両モデル地区では、県域を超えて連携し大手百貨店ですでに販売されています。熊本では調理師の専門学校でジビエを調理する課程が全国で初めてできました。
また国産ジビエの認証制度も制定して、衛生管理と流通の規格と表示を統一して品質を確保することも行なわれます。ジビエ製品には認証マークが添付されて安心して購入ができます。
さらにジビエカーの導入もモデル地区で期待されています。これは捕獲された鳥獣を山間部で加工処理して冷凍保管できる2tトラックで、消費地まで品質を落とさずに早くお届けできます。すでに北海道と長野県のモデル地区で導入されています。
消費者へのお知らせも始まり、ジビエの利用拡大に向けたウェブサイト「ジビエト」https://gibierto.jp/ も開設され、ジビエプロモーションも全国で開催されます。
参考 平成 30年度 食料・農業・農村の動向
http://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h30/attach/pdf/zenbun-23.pdf
上記のFAQについてコメントがあれば投稿お願いします。
農林水産省のページがありますからご覧ください。http://www.maff.go.jp/j/press/nousin/tyozyu/180309.html
簡単に言えば、ちゃんとしたジビエ利用ができる地区をモデル地区としたものです。内容もPDFで掲載されていますからご覧ください。
ジビエ利用については、おもしろいことを言う研究者の方がいます。ジビエ利用のためには、シカやイノシシ等の野生動物がどんどん増えた方が良い、しかし、自然界としては適正な数でバランスが保たれないと森林荒廃や、農林水産業への影響が大きく、相反する事ですねぇと言っておられます。確かにそうですねぇ。また、ジビエに利用するためには、捕獲から1時間までに処理場への搬入がルールであったり、かなり難しい基準があり利用率が上がらない原因の一つにもなっています。
901潜さん、補足情報ありがとうございます!
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