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熊はどのような森林被害をもたらすのでしょうか?
熊の森林被害で大きいのは「クマハギ」と呼ばれる、スギやヒノキなどの樹脂を歯や爪で剥ぎ取る行為です。5~7月毎に集中的に発生し、形成層部と師部を前歯でかじった跡がよく残っています。樹皮が下から上に向かって2~3mの高さまで引き剥がされていることもあります。
鹿による樹皮剥ぎとの見分け方は、木の幹に爪痕が残っているのがクマハギの特徴と言われています。それに加えて、クマハギによって剥がされた樹皮の幅は10~20cmと広く、鹿による樹皮剥ぎの1~3cmと比べて大きな差があります。しかし、なぜ熊がクマハギをするのか未だ判明していません。
クマハギの防除方法は、地面から150cmくらいまでビニールテープなどをらせん状に巻きつけるテープ巻きが主流です。
ただ、熊の森林被害は鹿と比べると小さく、鹿の生息数がここ数十年で急速に増えたを考えると鹿の方が対策が求められています。野生鳥獣による森林被害を面積で比較すると、約8割が鹿であり、熊の被害は1割程度です。
参考資料
野生動物による森林被害 -その対策と管理のために-
https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/chukiseika/documents/1st-chukiseika-7.pdf
森林における鳥獣被害の現状と対策
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/yaseidobutu/pdf/shiryo2401-7.pdf
上記のFAQにコメントがあればお願いします
熊剥ぎについては、運営さんがお答えですので、特用林産物や他の話しも山間地の重要な話ですので少し回答します。まず、栗、胡桃等の木の実の食害や皆さんが飼われている日本ミツバチが大きな被害を受けます、月ノ輪熊を捕獲する餌としても、蜂蜜は最もお勧めの餌です。猫にマタタビみたいなものです。後、タケノコ等が被害を受けます。また、スーパーKの異名を持つ最悪最凶の人食い熊が出たときの様に林業の作業が出来なくなったり、機械油が好きで、オイルが目的でチェーンソーを置いておくと破壊したりして間接的に林業に影響がでます。家畜を襲う場合もあります。ヒグマは、牛や羊、番犬を襲って餌にします。月ノ輪熊の生息数が増えており、山に入る時には、ラジオを鳴らしながら歩くと、人の声には敏感でなのでかち合う確率はぐっと少なくなります。今の所九州では自然界で熊の生息は確認されていません。他の情報としては、山の急な斜面は登りが得意で下りが苦手と言われています。絶対に死んだ真似は、効果がありませんから止めてください。また、その年の木の実の成りが悪い年は、里に出て来る確率が高くなりますので、注意が必要です。
活動場所 :東京都
901潜さん、回答ありがとうございます!
困ったことがあれば、気軽に聞いてみましょう。似た質問がすでにあっても遠慮はいりません。状況は1人1人違います。また最新の情報が出てくるかもしれません。